相続!の場合の不動産に関する手続きは?(その4)

Xです。第9回目です。宜しくお願いいたします。


早速ですが、前回からの続きを書かせていただきます。

戸籍全部事項証明書によってある人が亡くなられたことが証明されました。

次に、亡くなった人の所有していた財産を引き継ぐ人が、亡くなった人の相続人(家族等の関係)であることを証明する公的な書類が必要となります。
亡くなった人の配偶者や子であることを証明する書類です。

これを証明するのも戸籍全部事項証明書です。戸籍全部事項証明書には、亡くなった人と戸籍を同一にしている家族も記載されています。これにより、「亡くなった人の家族であること」が証明されます。


ここで、戸籍に関する書類について補足説明させていただきますと、戸籍全部事項証明書という呼び名は、現在有効である戸籍書類に対して使われます。平成の時代になってから、戸籍システムがコンピュータ化されたことにより、それまでの戸籍謄本を作成し直したものが、戸籍全部事項証明書です。それより以前のものは改製前原戸籍と呼びます。

また、除籍謄本というものもあります。戸籍に記載されている人が全員除かれてしまうとその戸籍は除籍に変更されます。

除かれるというのは、戸籍から氏名が削除されることです。その理由としては死亡や独立、結婚等があります。


戸籍には複数の種類がありますので、戸籍全部事項証明書の記載だけではなくなった人の家族全員の証明は出来ないことが多々あります。そのため、改製前原戸籍や除籍謄本も証明書類として必要と考えた方が良いでしょう。

現在の戸籍だけでは足りずに過去の戸籍も必要となり取得していくことをよく、「戸籍を遡る」と言ったりもします。

なお、改製前原戸籍や除籍謄本の取得方法も原則的には戸籍全部事項証明書と同じなのですが、本籍地と筆頭者の特定の仕方が若干異なります。
そこで、次回は戸籍全部事項証明書からどの様に戸籍を遡るのかを説明いたします。

以下、次回に続きます。